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H-1B に 103,265 ドルの規則案:本文が定めていること

2026 年 8 月 25 日、米国土安全保障省(DHS)は、名額(キャップ)対象の H-1B 申請すべてに 103,265 ドルを課す規則案を公示しました。本ページは要約ではなく 91 FR 54817 の本文に基づいています。

これは規則案であり、まだ効力はありません。 現時点で提出する H-1B 申請にこの手数料はかかりません。規則案は意見公募の手続きを経たうえで、最終規則として公示される可能性があります。

規則案の内容

金額は 103,265 ドル、申請提出時に納付し、名額対象の H-1B 申請 1 件ごとにかかります。既存の各種手数料に上乗せされるもので、どれかを置き換えるものではありません。

対象外となるもの

規則案は名額対象の申請を対象としているため、次のものは含まれません。

  • 更新・延長:同じ雇用主が同じ従業員の雇用を継続するための申請。
  • 雇用主の変更:H-1B の転職自体は名額対象の新規申請にあたりません。
  • 名額適用免除の雇用主:高等教育機関とその関連非営利団体、非営利研究機関、政府研究機関からの申請は、もともと名額の対象外です。

つまり最も影響を受けるのは、抽選で初めて名額を得る新規申請です。留学生が F-1 や OPT から H-1B へ切り替える際に通るのが、まさにこの経路です。

布告 10973 の 10 万ドルとは別のもの

2025 年 9 月 24 日の大統領布告 10973 は、名額対象の新規 H-1B 申請に 10 万ドルの支払いを定めました。今回の 103,265 ドルはこれを置き換えるものではなく、別途上乗せされます。両方が有効になった場合、名額対象の新規申請 1 件にかかる金額は 20 万ドルを超え、そこに従来の各種申請手数料が加わります。

なぜ 103,265 ドルなのか

金額は任意に決められたものではなく、根拠となる立法の算定方法に連動しています。そのため端数のある正確な数字になっています。

申請者本人にとっての意味

この手数料を負担するのは雇用主であり、従業員ではありません。DS-160 に記載する項目でもありません。ただし、留学から就労への切り替えを考えている人にとっては実際の影響があります。

  • 雇用主が申請してくれるかどうか。 6 桁の費用は、特に中小企業において、新卒者のために抽選申請を出す判断に影響します。
  • 就職先の選び方が変わりうる。 大学や非営利研究機関など名額適用免除の雇用主は影響を受けないため、そうした就職先の位置づけが変わる可能性があります。
  • 時期。 これはまだ規則案です。最終規則になれば適用開始の時点が示されるため、その日付が基準になります。
  • 領事館で払うビザ申請料金は変わりません。 領事館で納めるのは従来どおり 205 ドルの申請料金(MRV 料金)で、この申請手数料とは別のものです。費用の全体像は米国ビザの費用はいくらを参照してください。

なお、H-1B・L-1 の延長にかかる 9-11 生物認証手数料は、これとはまったく別の規則です。そちらは 2026 年 9 月 9 日にすでに発効しています。H-1B・L-1 の延長にかかる 9-11 生物認証手数料を参照してください。

規則案への意見提出

規則案は意見公募の対象です。企業、大学、個人のいずれも、regulations.gov 上で当該文書に対して意見を提出できます。締切は連邦官報の公示に従います。

よくある質問

103,265 ドルの手数料はもう発効していますか?

していません。規則案の段階であり、現在提出する申請に納付義務はありません。

誰が負担しますか?

申請を提出する雇用主です。従業員本人ではありません。

布告 10973 の 10 万ドルに代わるものですか?

いいえ。置き換えではなく、別途上乗せされます。

H-1B の延長や雇用主変更にも適用されますか?

適用されません。規則案の対象は名額対象の申請であり、延長や雇用主変更はこれに当たりません。

大学などにも適用されますか?

適用されません。高等教育機関とその関連非営利団体は、もともと名額の対象外です。

領事館で払うビザ申請料金は変わりますか?

変わりません。領事館の申請料金は別に算定され、この手数料とは関係ありません。

出典

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